2012-06-29

MEET MR. BONGE

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2004年の6月末、はじめての取材同行日記第二段のニューヨークシティ編。
今回はローワーマンハッタン、サードストリートの1アベと2アベの間にある
エンジェル先輩たちのクラブハウスへご訪問の巻き。

ここでお会いするのはボンヂ先生ことスティーブボンジさん。

おれが尊敬して止まない方なのでございます。





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バイカーとしてはもちろん、おれは、ひとりの写真家として
とても尊敬してました。
というのも、この方が、あの、ヘルズエンジェルスカレンダー(アメリカのやつ)を
手がけているご本人様でして、
おれは、もう、そのこと自体、ハハーっとひれ伏してしまうほど
愛して止まない方なのです。

カレンダーに出てくるメンバーの人たちの写真をどんだけの期間撮っておられるのか
おれは知らんのですが、ずーっと同じことを同じテンションで続けて撮っておられるっつうのが
おれにとってはすさまじいエネルギーを感じてしまうのでした。
そこが、おれがこの方をボンヂ「先生」と呼ぶ所以たるものでござい。
ときたまメールのやり取りするときも、おれは、Bonge-Sensei、って書いて送ってやす。

あと、この方、2冊の写真集を出版されており、
じつはおれ、ご本人様からいただいたんですよな。カレが撮った刺青本。
まあ、ただの自慢なんですが、その写真集自体がものすごいクオリティの高い、
コアな作品として仕上がっておるのです。族族するようなイカれた人たちばかりを
カレの表現力で写真に収めてるあの写真集は、むかしっから欲しかったのもあって
ご本人からサイン入りでいただいたときは、ウンコ漏らすかと思いました。






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話は戻り、当時の取材時、
どこで撮影するかっつうことで、ボンヂ先生がいいロケーションをご存知だということで
カレの後ろをレンタカーで付いていきました。







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ここ、どこだっけな、まあ、どっかの橋の下、
おれはレンタカーを見張っておかねばならんという指令の元、
ひとり車内に残って撮影風景を眺めておったときに
撮った一枚がこれ。大好きな一枚。







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撮影が終わり、じゃ、クラブハウスに戻るか、というときに、
「へいDL(おれはエンジェル先輩たちからこう呼ばれてる)、ちょっとメット預かっててくれ。」

うほ?先生、ノーヘルでマンハッタンを爆走されるんですか?

「そっちのほうがカッケーだろw。ぜひ表紙にその姿を使ってくれw」









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そしてトレードマークである長い金髪をなびかせながら、マンハッタンを爆走するボンヂ先生を
レンタカーでおいかけておりました。

ニューヨークスタイルのオレンジオイルフィルターに、ハンドシフト、
そして、あの、ボンヂフレイムスが全身に描かれてあるショベルのチョッパー。

むかしアイアンホース誌で見た、あの、ゴールドフィンガーっていうストリップクラブでやった
エンジェルスのパーリーのときの記事で見たボンヂ先生が
おれの目の前を走ってる。。。

ニューヨークのボコボコの路面にあるでかい穴が開いてある場所を
ひとつひとつ知り尽くしてるような走り。
それを避けるときのローリング、そっからのワイドオープン、
ナイフのように尖った走り。
やべえ。。。やっぱこの御方は本物のバイカーだ。
生粋にニューヨークシティバイカーだ。。。パネエ。。。
ほんとカッコイイとしかいいようがない、燻し銀の走り。。。

サイコーだったなあ。。。

毎年クリスマスメールとか、ときたま冗談メールとか届くんだよね先生からw。
お茶目なヒトなんですw(^^)



「こないださ!クラブハウスでおれ寝てたんだよ!そうしたらよ!
酔っ払いの親父が、夜中の3時ごろ、クラブハウスの扉をノックするんだよ!ドンドンドンって!
「ここはバーなのか?おれにサケを呑ませろ!」って!
だからおれは、「ここはバーじゃねえんだ。さっさと帰って寝ろ!」
って言ってやったんだよ。
そしたらまたドアをノックして、大声で「サケを呑ませろ~!」って叫んでんだよ!
こっちも寝てたとこ起こされてむかついたから、次にドアあけたとき、
そいつの目にむけて、キャブレタークリーナーをプシュー!ってぶっかけてやったんだ!
そしたらそいつ、ああああああ!!!!目がいてええええ!!!111
ってさ!
ザマーwwwww(^^)」



お茶目な先生なんですwww。



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