BUPPAに連れられてきた公園にはメッセンジャーがたまってた。
レースがあるみたい。
なるほど、じゃ、わしはこのレースの写真を撮るのね。了解。
走り自慢の連中が集まり出してきたな。
エントリーを済ますとKNOGのサイクルキャップを貰う。
おとうさんがんばってね!
このコ、かわいいな。
ちゃんとしたメッセンジャーっぽいし。
キメタ。このコのこと、撮ろう。
マニフェスト見て地図みてどこをどう走ろうか
みんな真剣そのもの。
さっきのコのおねえちゃんと、カレシ。
おしゃ。このおねえちゃんに着いていけばだいじょうぶだろう。
そしてレースがスタート!
観光してる場合じゃない。景色見る余裕なんてない。
はぐれたら絶対に迷子になる。
みんな全開鬼漕ぎしてるところをおれはさらに写真撮りまくり。
ずーっと片手にガンイチ持ってチャリ踏んでた。
うお?おれらのパックにこんなつるぴかハゲ丸くんいたっけ?
いつのまにか合流してた。
なんかいいなカレ。
「このフレーム、SCHWINN CSEPELのプロトタイプなんだよ!」
へえ。そうなんだ。
まあ、わいのこのファニーフレームも世界に一本しかないオリジナルフレームだけどな!
なかなか伝わりにくいんだけど、かなりの鬼漕ぎ!
心臓がっこんがっこん言ってた。
ときたまくるヨーロッパの洗礼。レンガ敷きの道。
迷ったくせえ。
迷ったっていっても、おれなんかどこ走ってるかなんて
最初からわからんからけっこうどうでもいいw。
おねえちゃんのフォックスがパックを引っ張る。
頼りになる姉御や!
カレシはなんもしないw。
次のチェックポイントがわかったみたいで
みんな踏む踏む!
もちろん自転車走行禁止の道でも橋でもかまわず行く!
どんだけクルマに煽られようともガンガン!
ドナウ川を越え、川沿いの道を行くフォックス姉御。
「ヘイモト、水!」
あんがと!
よしチェックポイント!
妹はぜんぜん後ろの方。
おれは先頭を猛スピードで走るフォックスを
両手離し、ガンイチのファインダーをちゃんと覗きながら
鬼漕ぎ全開で撮る。
その姿にびっくりしてたフォックス。
あのスピードでまさかうしろから撮られてたのは想定外だったのかもね!
SPD履いててこんときはほんとよかった。
そしてまたドナウ川を越えて、
おれとマイク、そしてさっきのスキンヘッドのカレと
夜のイベント会場に一足先に向かうことに。
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