わしにとって「財産」とは、
お金(財産といえるほど持ってないやw)やご先祖様が残してくださった
いま住んでる土地、CPWがある建物などあるかもしれないけど
「経験」っていうのもデカい。
かなりデカい。
これはお金では決して買えないもの。
そういった意味ではマイクロとの旅は間違いなくおれの「財産」なんだ。
FLOYD BENNETT AIR FIELDっていう
いまでは使われなくなった飛行場の廃墟があるんだけど
そこまで走りに行ったんだ。
そこには敷地内立ち入り禁止のCAUTIONテープが張り巡らされたなかに
廃墟の格納庫があったっていう話しは
過去に何度かこのブログとかクロームブリテンなんかにも書いたことがあるから
知ってるヒトは多いと思うんだけど
きょうご来店CPWしてくださった若いふたりのピストノリのコたちと
その話になって、また急に思い出し、胸がきゅーん、、、ってなったので
またいま書いてるわけなんだけど
自分でも若年性アルツハイマーなんじゃないかと思うぐらい物忘れがひどいおれなんだけど
このときのこの格納庫の景色、肌で感じた温度、天気、湿度、
空気のニオイ、そのときのキモチなんかは
ほんと、きのうのことのように覚えてる。
窓が割れまくってるこのハンガーの壁にかかってるはしごを
登ってたときに、割れた窓ガラスから見えたこの光景は、
おれの胸にトゲとなって深く刺さって抜けない。
たぶん死ぬまでこのトゲは抜けない。
そんぐらい強烈な思い出なんだ。
顔出し絶許のBIKE SNOBを
この廃墟の屋根で、わしが撮った。
この日のニューヨークのどんよりとした分厚い雲の下で撮ったカレの後姿も
忘れることはないだろうな。
瞬間瞬間の積み重ねとそのときそのときの選択で
自分の未来が決まるとわしは信じてるんだけど、
このときの瞬間瞬間は間違いなくおれの財産なんだ。
会いたくても会えないやつと、行きたくても行けない場所に行ったこの日の
ニューヨークの出来事は
おれ自信に確実に蓄積された。
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