CPW OF THE DAY/NFKおつーりんぐ房総半島

 

先日の水曜日の定休日。

ひさしぶりに単車を引っ張り出してどっか走りいこうっと！

雨だけど。。。

平日だからなかなかだれもいっしょに来れん。

ズババさんも仕事だっつう。

うちのアニキを誘ってみよう。

お！行きやすか！

ってことで、ふたりして向かったのは雨の千葉。

久留里駅、ってところにある場末の商店街が前から来てみたくて

行ってきました。

千葉ってなかなかなじみがなくて。
こないだうちの環境破壊大臣が千葉いったときの写真をインスタとかでみて、
あー、千葉ー、お花畑とかあってキレイじゃないですかｗ。
行ってみよう！
ってことで行ったわけなんですが、
これがなかなか、そんなメルヘンな場所ではないところばかし巡ったので、
ちょっとおれ的イメージだと禁断の惑星的な、
ちょっと原始人的な、まあ、もともと荒れ地でマッドマックス感があるところだなあ
っていう認識だったので

ＢＧＭにはこれが合ってる。
そんな千葉おつーりんぐ日記の始まりです。

シャッターが半開き。なるほど。水曜日は定休日だそうで。
あー、でもよかった。ちょっとでもシャッター開いてて！


ちょっと失礼しますね。。。
なかに入ってみると、ほうほう。屋根もちゃんとあってアーケードな。
うちのアニキは奥のラーメン屋さんの奥さんに
すいませんー、って話しかけてた。
「ごめんなさいねー。水曜日、定休日なのよねー。」
そんなカンジですねー。勝手に入ってすいませんでしたー。


うーむ。味わい深い路地裏アーケードでしたー。

では、次いきますか。


千葉は素掘りのトンネルが多いので
トンネル巡りがしたかった。
最初に来たこのトンネル。
ここにたどり着くまでの道もすごい秘境感あって、
たどりついたらこのトンネル。
うおおおお！！！
ってなった！！！


けっこう雨が強く降ってたんだけど
雨でよかったかもしれん。
この感じ。たまらん。


すごいなあ。なんじゃここ。
ここは惑星だ惑星。


次に来たのはこのトンネル。
せまっ！


その狭いトンネルを抜けると、狭い道が続く。
まっすぐいくとこれまた土砂崩れで通り抜けできないので
こっちの道に回り道。
ほんとはもうひとつ抜けたかったトンネルがあったんだけどね。
また今度リベンジだね。
で、この道をゆくと、緩やかな下り坂になって
緩い右カーブのところに小さい橋がかかってたんだけど
いきなしわしの単車のフロントがズリズリって滑り！
そのまま橋の欄干めがけて突っ込みそうになりー！
歩道の段差にガリガリ擦りながらなんとかコケずにクリア！
あぶねええおおおお！！！


で、このトンネルに着いた。
この将棋のコマみたいな形したトンネルが特徴的ですね。


大臣に、養老渓谷に廃墟ホテルがありますよ、
って聞いたので、おし、養老渓谷いきますか。
そしたら、あ、ほんとだ。廃墟ホテルや。


玄関ロビーの扉がすこしだけ空いてた。
そこからカメラを突っ込んでロビーを撮ってみた。
扉をあけようと思ったんだけど、すこしだけ空いてるだけで
開けようとしてもビクともしない。
だもんで、しょうがないから違うところから入った。


ロビーに入ったら、受付の人が！
チェックインプリーズ！


スリッパたくさん。


温泉成分表だ。
養老渓谷って温泉が出るんですね。


暗闇のなか懐中電灯の灯りを照らしてみたら
あ、こんにちは。
お邪魔してます。


廃墟によく貼ってある当時のアイドルの火の用心とかの
ポスター大好き。
なんか時代がわかるというか。エモいな。


あとカレンダーね。
カレンダー見るといつまでこの場所が稼働してたのかわかる。
このカレンダーは２００７年。
でもな、２００７年に閉館したとしても
ここの荒れ具合はすさまじいな。
ヒトがいなくなっただけでここまで荒れるもんなのか？
地面はドロドロ。いや、ドロッドロ！
土砂が流れ込んでて、場所によっては足が抜けなくなるぐらいハマる。


ナイトラウンジ？
なかなか味わいぶけええ部屋でした。


部屋からはあの橋が見える。


ふつうの宿の部屋、ってカンジね。


いい宿でしたー（＾＾）
では次参りましょう。


次に来たのはここ。
有名な２階建てトンネル。
さっきまだいた宿からすぐそばにあった。
千葉のトンネル、おもしろいなあ。
こんなトンネル初めて見たよ。

いまいるこの場所は千葉のど真ん中の山の中。
ここから南下して勝浦に抜けようと思って走ってたんだけど
いやー、もう、雨がすごい！
おれのゴーグル、曇っちゃって前がなんも見えない！
それにおれ、カメラ持ってるから、ライカ、あの高いやつ、
水没したらほんとやばい。
タンクバッグはこのぐらいの大雨だと水没するのわかってるから入れられない。
サイドバッグに防水カバーつければいいんだけど、
めんどくさい。
こうなったらわしの着てるレザーポンチョの四次元ポケットにいれるしかねえ。


大雨の山道を抜けて海にでた！
そしたら雨が止んだ。
マーフィーさん曰く、
千葉は山はいつも雨降るけど
海沿いはそうでもないと。
で、着いたのはここ。
おせんころがし。
前から来たかったとこ。


うーむ。
ザ太平洋！ってカンジ！
すばらしい眺め！
だけどここは悲しい歴史がある場所。
くわしくはウィキで、おせんころがし、と、
おせんころがし殺人事件、って調べてみてください。


ほんとはここに４キロ続く、リアルおせんころがしの廃道があるんだけど
日和ってしまった。
今度またリベンジしにきたい。廃道アタック。
単車じゃムリっぽいけど。頑丈な鉄パイプのガードがあったから。
違うところから入れるのかな。


途中の山道で棚田に出くわした。
山の中に突如現れる棚田、好きだなあぼかぁ。

で、つぎの角を右に曲がるってところで
わしの単車、おもいっきし滑りーの！！！
うおおおお！！！コケる～～～～！！！
が、なんとか逆ハン切って立ち直りーの、
ふぅ。。。セーフ。。。
そのままなにごともなかったかのように走ってまたすぐ右に曲がり、
そのまま山道を走ろうとして、ミラーを見てうしろみてみたら
あれ？うちのアニキが来てない？
おかしい。
Uターンする。
あれ？来ない？
なんかあったな？！？！
ひーーー！！！いそげーーー！！！


したっけ、ああああ！コケてたー！！！
自力で単車を起こし終わったところで、
単車の被害状況をみてみると、
どうやらウインカー内蔵式のナックルガードがぶっこわれてた。
あとシフトペグ。ひん曲がってた。
わし前の日に念のために買っておいた車載工具用の２５ｍｍモンキーレンチあって
それでなんとかひん曲がったペグは治せた。
あとはナックルガードを外すだけだったんだけど
おれなん本も六角レンチ持ってたくせに、ちょうどこれにあうサイズがなかったけど
この単車の車載工具のレンチがあって、よかった。


道端で単車イヂってたら、チャリ乗った少年がうろうろしてて
どうしたの？転んじゃったのー？
みたいな。
治ったところで、
「桜がキレイなところあるんだよ。」
へえ。見たいな！おじさんたち！連れてってよ！
っていって連れてきてくれたのがこの橋。


雨のなかに咲く桜。
キレイだったなあ。
少年ありがとう！（＾＾）
路上の出会いはええのんよね！
いい思い出だす。

では気を取り直してつぎ参りましょう。


つぎに着いたのはここ。
神風特攻隊の桜花のカタパルト式滑走路跡。
ヒト様の家の田んぼの中にあるので近くまでいけない。
おれたちみたいなやつらがむかしは敷地内をずかずか入るため
イノシシ避け🐗のフェンスをこさえてしまったそうで。
わしがここんちの人でもそうするなきっと。
でもな、近くでみたかったな。
ヒトがいたら許可もらってそばまで行かせてもらいたかった。
けど、この距離でも十分当時の光景に思いをはせることができる。
たしかにちょっと高台にあって、この滑走路から先にむかって
特攻隊が飛びだって行ったんだなと思うと、胸が熱くなった。

ここのカタパルト、ほんとはレールがあったらしいんだけど
ＧＨＱの命令で、そのレール、撤去されちゃったらしく、
そのレールが近所のお寺に保管されてるそうで。
ここから５分ぐらいだから見に行ってみよう。
ってそのお寺にいったっけ、
ほんとは境内の下にそのレールがあったはずなんだけど
それがなかった。
マヂカー。見たかったー。
どうやらそのカタパルトのレール、作る技術がハンパじゃなかったらしく、
とてもまっすぐな鉄のレールだったらしい。
まっすぐじゃないと桜花を遠くにまで飛ばすことはできなかったらしく
まっすぐ鉄のレールをつくるってすごい技術だったらしいのよね。
ああー、そのレール、みたかった。くそー。ザンネンザマス。


カタパルトからすぐのとこ、２分ぐらいのとこかな。
あー、ここがウワサのビンゴバーガーかあ！
食べてみたかったー！
なかなかの大きさ！おなかも減ってたし食べ応えがあった！
でも、これたべるとジャッカルのおいしさが際立つなｗｗｗ。
意識の違い、ってやつだなｗ。
たまねぎが鬼辛かったけど、わしは好きだったな。
ポテトもヘンなポテトだったけど、嫌いじゃなかった。


またここらへん来たときにはここでハンバーガー食べよう（＾＾）


次に向かったのは、ここ。
空き地、にしか見えない。
ただの野っぱら。
おかしいなあ。。。ここのはずなんだよな。


わしのグーグルマップにつけてあるウンコ💩は２００ｍぐらい離れたところにある。
ちょっと奥までいってみよう。


森の中に入ってみると、


！！！！！！！！！！
うおおおお！！！！！
これかわしが見たかった戦争遺跡！！！
零戦の射撃場の跡！！！
大きな洞窟みたいな洞穴が５つほど岩山をくり抜かれてそこにあった。


！！！！！！！！！
これかあ！！！！これなのかあ！！！
零戦の銃弾の跡！！！！
まだ残ってるとは！！！！
熱い！！！


そこからすぐのところには掩体壕がそのまま残ってた！！！
これもやばいな！！！
きちんと保存されてるのとは違ってそのまんま残ってるのが！！！
地元の人曰く、数年前まで飛行機もなかに入ってたみたい。
見たかったなあ！


これもそのすぐそばにあった地下壕の入口。
うーむ。館山やべえな。戦争遺跡がこんなに残ってるとは。
知らなかった。


と、こんなカンジで兄弟ふたりでいった房総半島おつーりんぐでした。

わしの革ポンチョ。

朝から帰ってくるまでのほとんどの間、雨に当たってて、

山のなかでは大雨のなかひたすら走ってて、

おれのライカ、このおなかのポッケに入れてたんやけど、

一滴も濡れてなかったのには感動した！！！

あと、フードが大きくて、ツバもついてて、

おれ半帽かぶってたんだけど、このフードをそのうえから被ってると

あったかいｗ（＾＾）

首のあたりとか耳のあたりとか、ぜんぜん違う。

こりゃいいや！っつってずっとフード被ってた。

スピード乗ってくると、突然びやってフードうしろにすっ飛んじゃうんだけど

ツバをうまいことやると、１００キロぐらいまでだったらそのままいける。

これはよかった。

この日のＭＶＰや。

雨に濡れてもぜんぜん染みてこなかった。

胸のあたりから雨水が中に垂れてきたのが数回あったけど、

まあ、まあまあまあ。あの大雨じゃしょうがない。

ちゃんと胸のレースをぎっちり締めあげておいたらそこまで入ってこなかったし。

雨をだいぶ吸って、いま乾いて、革がゴワゴワになってるんだけど

あしたまた着るし、またやわらかくなっていくんだろう。

革の手入れのオイル塗るのもいいんだけど、

ゴワゴワの革ジャン、おれ、キライじゃないんだよねｗ。

また愛着が湧いた。

こうしてどんどんわしの身体の一部と化してゆくのが楽しみじゃ！（＾＾）