毎年年末から正月にかけて、労働者のおっちゃんたちと国家権力が
ガチでケンカする越冬越年闘争を、やじうまとして見るのが大好きなおれなんですが、
2008年のわっしょいデモの初日だったこの写真の日は熱かったなあ!
普段はこんなカンジに対暴動用のANTI-RIOT防護服とか盾とかヘルメットを
装備してる浅草署なんだけど、
2008年のときは「ソフトさを演出するため」(N里氏談)にソフトな格好で
やってきたんだよねwww。
そして、この年は浅草署がふとん屋さんらに圧力をかけたらしく
バリケードの中には布団が不足してたっぽく、みんなブチギレてらっしゃいました。
私服警官曰く「そんな圧力かけてねーよ!」とカレもカレでブチギレてましたがね。
ぶっちゃけおれはおもろい写真が撮れればいいだけなんで
いいぞ!もっとやれ!www
ってワンカップ呑みながら写真撮ってるだけでしたw。
「おめえら見てろよ。ぜってーにやりかえしてやる。」
まぢカッケー。
毎年おれはこの公園の中で映画「やられたらやりかえせ」を見るわけなんですが
いつも冒頭のシーンで監督が金町一家の組員に刺し殺されてるシーンを見て、
なぜか胸が熱くなるんです。
この映画はふたりの監督さんが殺されてるわけなんですが、
その人たちの思いが、いまもまだこの公園の中で受け継がれているわけなんですから。
おれは「仕事をよこせ」の闘争をしてるハードコア労働者が集まるあの公園のほうが
負陰気がスキなんですが、
「福祉をもっともっと!」っていって甘えてるようなコジキみたいな連中と
労働者ぶって「仲間!仲間!同士!同士!」って言ってる
プロ市民がうじゃうじゃいるセンター前で写真を撮ってると
必ず絡まれるからあんまり行かない。
数枚バシャバシャ撮って、プロ市民リーダーと取り巻きのババアとひと悶着して、
また公園に戻る。
いろは会を見回りしてから、
公園に戻る。
隊長に「炊き出し喰ってけ。」っていつも言われてたけど、
絶対に喰わなかった。
おれには帰る家も家族もメシもあるわけだから。
1000円ぐらいのカンパと、着なくなった服をあげるだけあげて、
自分の撮りたい写真を撮って、うちに帰るだけだったから
この冬を乗り越えようと闘ってる人たちのメシを食うわけにはいかなかった。
おかげさまでアサヒカメラの写真コンクールでは
上にある、3人のおまわりの写真が賞をいただき、
漫画ナックルズではおれの写真を使って連載までしていただくことができた。
そして、やることやった感が出てしまって、山谷に対する思いは無くなった。
0 件のコメント:
コメントを投稿