2021-07-04

CPW OF THE DAY/NFKおつーりんぐ2021夏

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先日の火曜日。
我々NFK3バカトリオは岐阜の山奥にいました。
仕事を早めに終え、夕方4時半ぐらいから走り出し、
4時間半かけて21時に到着。
で、現地では韋駄天會のおがー会長と合流。
待ち合わせ場所から数キロ走ったところに
道端に広い路肩の休憩スペースがあったから
ここで野宿しよう。

キャンプ場とかなあー。ペンションとか、予約とかして
チェックインとかすればいいんだろうけども。
走って、テキトーな道端に単車停めて、荷物おろして、
テキトーに木を切ったり拾ったりしてきて、
灯油かガソリンぶっかけて、
焚き火する。
で、その火をみんなで囲んで、テキトーにぽけーってして、
寝落ちするの、好きなんだなおれ。


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グッドモーニングベトナム!!!


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さて、行きやすか!

ここらへんのは旅写真は、NO FUTURE TOKYO
インスタグラムにアップしてるんで
もう見てる人は多いかも。
ぶっちゃけ、インスタグラムやってると、
リアルタイムにアップできるから、どうしてもブログがおろそかになっちゃう。
けど、文章をちゃんと書いて人に伝えるとなると
ブログがいいんよね。
ということで、ひさしぶりに文章を書きたくなったので
ブログ書いてます。

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今年の夏のおつーりんぐは、国道157号線を走破するという目的があった。
国道157号線というと、日本三大酷道のひとつといわれる国道で、
おれとズババさんは、
徳島から四万十まで抜ける国道439号線通称ヨサク、
三重の尾鷲から和歌山の御坊に抜ける国道425号線通称死にGO線を
すでに走破してて、
あと残すはこの157だけ。

157は、この上の写真のような洗い越しが有名で、
あと有名なのが、もう撤去されてしまったんだけど、「落ちたら死ぬ」看板。
酷道らしく、道は狭いわ、くねくねしてるわ、ガードレールはないわで
これは地元の人も通りたがらないだろうな。
これでよく国道を名乗れるな、ていうのが「酷道」なんです。


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温見峠を越えた!
酷道におれがハマったのは、
大自然の景色がそのまま残ってて、
しかも観光客もいなく、おれたちしかいないから
この景色、ひとりじめしてる感がたまらん。


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157でもうひとつ有名なのが、
温見ストレートと呼ばれる、
山奥のくせに1キロぐらい続くストレートがあるんだけど、
そこも前から来たかったんだー。

なんだけ、幻想的というか、童話のなかの世界観というか、
そんな温見ストレートでした。

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険しかった山道を抜け、地上へ降りてきた!
酷道157、走破した!!!
そして、これでおれとズババさんは日本三大酷道を走破したことに!
キャバテンはなー、前回のおつーりんぐでフュージョン釈迦らせちゃったから
死にGO線を走破できずじまいだったからな。

この、3大酷道を走破したわけなんだけど、
インターネットの前情報とかみると、
どうやら今回走った157が一番厳しそうだぞ、って思ってたんだけど、
実際に走ってみると、路面に落石も枝もそこまで落ちてなく、
洗い越しこえる段差がウザかったぐらいで、
それに水もながれてなかったしな、ほとんど。
距離もたぶん40キロぐらいじゃなかったかなー。
思ってたよりぜんぜん楽勝だった。

おれがいままで走ってていちばん険しいかったな、って思うのは
三重から和歌山へ抜ける死にGO線かなー。
大雨の中200キロの山道を6時間半かけて走破した。
あれは過酷だったー。
落石だらけ、枝だらけの路面状況があんなに悪い道、初めてだった。

酷道走るのはある意味修行みたいなもんで、
辛いのわかってていくんだけど、
走破したときの達成感はつらかったぶんハンパじゃない。
それに、酷道を走る最大のメリットは
普段おれが走るようなストリートにテクがフィードバックされること。
おれはね。他の人はしらんけど。
死にGO線なんかは、あんな路面状況が悪いなか
カーブが連続して1100以上あったかな。
落石をよけ、枝を踏んでよろけ、コーナーまたコーナーの連続。
それを朝から夕方までひたすら走る。
べつにおれはスピードを求めてるわけでなく、
普段、どんだけ安全にスムーズに街中を切り裂くように走るかが
おれのなかで一番重きを置いてる走りなんだけど、
酷道走ってから都内を走ると、
いままでしてこなかった動きとか、
路面の凸凹の咄嗟に避ける判断や動きが
レベルアップしてるのにあとから気が付く。
そしてそんなカンジの修行みたいなおつーりんぐを積み重ねていくことによって
ズババさんのいう、「いぶし銀の走り」になっていくんだろうな。

おれの持論なんだけど、
サーキットあがりはストリートにはフィードバックされない。
カーブを曲がるスピードとか速くなるのかもしれないけども
路面状況がサーキットとストリートじゃ違い過ぎる。
交差点もなければ歩行者もタクシーもいないサーキットをいくら走ってても
ストリートにはいかされない。
サーキットでの走りを街中や峠でやるのはリスクばかり。
それよりも、低いスピードのなか、路面に転がってる石ころや岩を避けながら
ひたすらカーブをこなしていく。
それが一番安全運転に繋がるとおれは信じてる。

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山を下りてきてまずは給油。

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よくよく見ると、おれの単車、
ひっくいなあ!!!!www
でも、この低さでも、みんなにおれのペース付き合ってもらいながらだけども
酷道走破できることの証明。

そしてこのガソスタで、おがーくんとお別れ。
会長、付き合ってくれてありがとね!!!
楽しかったよ!!!
またひとついい思い出が増えたね!!!
気を付けて帰ってメーン!!!
ゴッドスピードユーざます!!!


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その後我々が福井から富山に抜け、
ここにたどり着いた。
ここは以前電車オタクで有名なスペンサーに教えてもらった
鉄道の廃車ヤード。
ときたまイベントとかするらしいんよね。知らなかったけど。
売り物だったりするみたい。


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廃線跡、萌えなんですー。
なんかロマンを感じる。
古代遺跡感というか。
廃駅なんてほんとそう。

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放置車両?保存車輌?も好きだなーぼかー。
廃橋も好きー。

きのう、キャバテンさんに、
「もとやんがいままで見た廃墟で一番衝撃だったつうかよかった廃墟って
どこなんです?」
って聞かれて、

えええええーーーーー
どこだろう?!?!?!?

で咄嗟に出てきたのは、


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神戸の山の中にたたずむ、この「廃墟の女王」。
ここかなー。一番は。
行くまでもAランクの困難さ。
目に飛び込んできたときの感動たるやなかった。
築90年かな。1930年に建てられたっていうから。
アールデコ調っていうのかしら、そんな様式美を持った
本当に美しい建物を当時にこんな山奥に建てたんだなー。
それだけでも感慨深い。
警備も厳しいし、たどり着くのも険しい獣道を登っていかなきゃだから
古いわりに荒らされてない。
静かに時間が止まってるこの廃墟は
本当に感動したのを覚えてる。

あとどこだろ、、、

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視界に飛び込んできたこの廃橋は大迫力だった。
最初にひとりで来たとき、途中まで渡ったんだけど、
ヒザが震えちゃって!
おれ、むっちゃビビっちゃって!
途中で引き返しちゃった。


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その半年後ぐらいかなー、ともだちといったときに渡り切った。
これぞまさにみんなで渡れば怖くない、ってやつだったなw。



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廃墟探索というか廃線跡でスタンドバイミーごっこしてるとき
ときどき命の危険を感じるんだけど、
この、水根貨物線跡
ここはほんと全員死亡してもおかしくないぐらい危険な場所だった。


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マイくんの顔や、遅れてくるキャバテンとうちの兄貴なんぞみても
ここがどんだけ恐怖に満ちた高さにいるか
おわかりいただけるかと。

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踏み外せば、死。


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ここまで来るのに相当歩いた。
枕木やバラスト(敷き詰められた石ね)、それと線路、
歩きにくいったらありゃしない。
途中にイノシシの死体が転がってたり、
サルが群れで崖走ってたり、
そういうのを見ちゃうと、あ、ここ、おれたち来たらいけないところだ、、、
って脳裏をよぎるんだけど
その瞬間、恐怖を感じる。


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鳥取県の倉吉にある、この倉吉線の廃線跡
かなりの萌えスポット。
2回しか行ったことないんだけども
ここはきっと何度いっても感動するだろうな。
ハイキングツアーも組まれてるみたいだし、
そこまで行きにくくないのもポイント高いよね。
上の奥多摩の廃線跡は、また行きたいんだけど、行くまでの辛さと危険度知ってるから
行きたいんだけども行きたくないw。

まだまだたくさん好きな場所あるんだけど、
キリがないからまたいつか。。。

って、こうしてみると、おや?おれ、廃線跡が好きなんじゃない?

最後おれがやっぱここは外せないなーってとこが、


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ここは、まだ雪が残ってる、つーか、まだまだ真冬だった1月に
ズババさんとふたりで行ったとこ。
ここもなー、、、写真じゃ伝わらないんだよなー。
写真の無力さを感じざるを得ない、そんな場所でした。


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貨物駅跡地にいくとかならずあるよね。このガッシャン。
ガッシャン、って勝手に呼んでるんだけどw。
これ、動かないの多いんだけど、
ここにあった一個はちゃんとガッシャンできたね!
線路が動いた!



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そして我々御一行様は富山から魚津、糸魚川など通り、
上越まで。
おれはこないだニューハルピン来たんだけど、
開店前2時間前についてしまい、喰えずじまい。
今回リベンジを果たすため!

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ハルピン喰ったあと見つけたトマソン。原爆型。
アガったーwww。

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この水路の路地っていうのかな、
ここもなかなかいい雰囲気で好きな路地裏でした。

このおつーりんぐの総走行距離は1100キロちょうど。
1泊二日で定休日に走るには
ちょうどいいというか大満足なおつーりんぐでした(^^)




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